セッションエチケット

この練習会の目的はゆったりとしたリラックスした雰囲気の中で参加した皆さん全員がアイルランドの伝統音楽を演奏することの楽しさを心の底から味わってもらうことです。この目的を達成するために皆さんにいくつかの簡単なお願いがあります。

1.挨拶をしましょう

 

アイルランドの伝統音楽はコミュニティの中で生まれ継承されてきた音楽です。隣に座っている人が誰なのかも知らないで演奏だけして帰ってしまうのはもったいない話です。曲の合間や休憩中の雑談も楽しみましょう。練習室のドアは音漏れ防止のために常時閉まっていますので、入りにくいなあと思われる方があるかも知れません。初めての方で途中から参加する場合は、演奏中でもかまわずドアを開けて入ってきて、円陣に並べている椅子の空いている席にどうぞお座りください。曲の切れ間になったら、お声をかけますので自己紹介をお願いします。

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2.見学される方へのお願い

 

アイルランドの伝統音楽に関心を持っていて楽器を始めたいんだけど、どうやって楽器を入手して練習を始めればいいのかが解からないので、まだ楽器も買ってないし、曲も弾けないけれど、アイルランドの伝統音楽の練習会やセッションがどんな風にやっているのかまずは一度見学だけでもしてみたいという人もいらっしゃると思います。そういう方のために壁際にいくつか見学者用の席を設けて置きますので演奏中でもかまわずドアを開けて入ってきて座って見学して頂いて結構です。ただしちょっとだけ覗いてみて挨拶もせずに帰ってしまうのはやめてください。1時間半ごとに休憩時間を設けますので、是非、休憩時間中に関心のある楽器を演奏している人に挨拶をして頂き、知りたいと思っていることを聞いてください。

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2.演奏技術のレベルが違ってもお互いを尊重し、助けあいましょう

 

誰でも最初は初心者です。このセッションでは初心者でも参加できるように通常のセッションよりゆっくりとしたテンポでの演奏を心がけて頂くようお願いします。上手な人でもゆっくりと一音一音をはっきりと演奏すると、実はその曲をちゃんと正確に把握してなかったことに気づいたり、他の楽器奏者の違った装飾のつけ方を発見したりするなどして、とても良い練習になると思います。初めていらっしゃった初心者の方から何か質問があったら、自分は上手ではないからとか主催者ではないからといって遠慮せずに知っていることは何でも分かちあいましょう。練習会のゴールはみんなが上手になって楽しい合奏ができることです。

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3.弾かないことは恥ではありません、聴く練習もしましょう

 

後半のセッションでは知らない曲もでてくるかも知れません。そんなときに聴くのに徹するのは何も恥ずかしいことではありません。何度も聴いていると自然とメロディが自分の頭の中に入ってきますし、曲のキーやリズムはなんだろうとか、繰り返しでてくるメロディの断片は何かなと意識的に曲の構造を探ったり、音を出さずに同じ楽器奏者の指使いを真似てみたりしておくと、後で録音をしていた曲を自分で練習をするときに曲が非常に覚えやすくなります。

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4.失敗は成功のもと、何度でもチャレンジしましょう

 

パブで行われるセッションは初心者にはとても敷居が高く感じられると思います。耳の肥えた人がいる前でセットを出してくださいといわれたりすると心臓が口から飛び出るような感じになりますし、家で一人で弾くときに何回も練習して、これで絶対大丈夫と思っていたセットを実際のセッションで出してみるとはリズムはボロボロ、音程は不安定になり、セットの途中で頭の中が真っ白になって次の曲のメロディがどうしても浮かばなくなったりすることがしょっちゅうです(私だけ?)。でもここの練習会で行われるのはセッションはあくまで練習です。失敗しても恥でも何でもありません。曲出しをリクエストされたときは是非チャレンジしてみてください。

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5.施設の利用に関するお願い

 

施設内は全館禁煙となっています。館内にゴミ箱は設置されていないのでゴミは各自持ち帰りをお願いします。第1練習室の利用可能時間は13時から17時までとなっていますが、これは事務室から鍵を受け取ってから全員が退出して鍵を返すまでの時間ですので、最初に来て頂いた方と最後までお付き合いいただい方には誠に恐縮ですが、椅子の配置や片付けのお手伝いをよろしくおねがいします。

以上最後まで長文を読んでいただきありがとうございます。 皆さんに練習会でお会いするのを楽しみにしています。

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