お役立ち情報

こちらではアイリッシュ伝統音楽の練習に役立つ情報を少しずつアップしていきたいと思っています

曲を探す

セッションでとても良い曲が演奏されたので、自分でも弾けるようになりたいんだけど曲名がわからないということは良くあります。弾いている人に聞ければいいんですが、何度も聞くのは気が引ける。そんな経験をしたことはありませんか?

そんな時に役に立つのがTunePalというソフトです。最初iPhone、iPad向けに開発されましたが、今ではAndoroidのスマホやタブレット端末でも使えるようになりました。このソフトを使えばセッションで演奏されている曲を数秒間録音してネットに送信することによりデータベースからその曲の曲名が何であるかすぐに調べることができます。その曲の楽譜もすぐに表示できますし、My Tunesに登録しておけば後でキーや速度を変えて好みの楽器の音色で再生することもできます。

曲名がわかれば以下のサイトで楽譜やその曲が含まれるCDを検索することができます。但しアイリッシュの伝統音楽では曲名が同じでも全く違った曲だったり、同じ曲に複数の名前があったり、様々なバージョンがあったりするので、自分が聞いた演奏と同じ楽譜を見つけるのは一苦労です。まあ昔のように耳コピをするよりはずっと楽ですが...

The Session: 一つの曲に対して様々なバージョンが投稿されています。レコーディングリストもあり。
irishtune.info:セッションで良く弾かれる上位20曲や、レコーディング回数の多い上位100曲、セッションで良く弾かれる曲が多く含まれているCDの上位40アルバム等の興味深いデータもあり。
abc notation home page: abc記譜法についての説明あり。

セッション曲集は様々なものが市販されていますが、セッションで演奏されているチューンをセッの形である程度まとめて覚えたいときにはCCE(Comhaltas Ceoltoiri Eireann)が作成しているFoinn Seisiun Bookを入手するのが良いでしょう。 1巻から4巻まで出ていて、CDも別売りされているので、音で曲を確認することが出来ます。色んな楽器の音が混ざっているので微妙な装飾音を聞き取ることは難しく、観賞用として聴くのには若干つらいものがありますが、利用している人は多いので、セッションで良く演奏される曲をてっとり早く覚えるには良いと思います。CCE本部のWebshopで入手することが可能です。
ネット上で無料でpdfファイルとしてダウンロードできるセッション曲集もいくつかありますが、アメリカのオンタリオ州kingstonのCCE支部で作成されたKingston Irish Session Bookは選曲も良く、目次から楽譜にリンクが張られているのでタブレットなどに入れておけば、素早く曲を探すことができます。

おまけですがB/Cアコーディオン奏者のPaddy O'Brienがケーリーバンドで良く演奏していたセットの曲集がWebで公開されていますので、ご興味のある方は見て下さい⇒Paddy O'Brien's Sets

ネット上で得られる楽譜の多くはabc記譜法で記述されています。abcを読み書きできるソフトウエアを使えば、少し修正を加えることによって、実際に演奏されている曲に合わせて楽譜を書き換え、それを再生したり印刷したりすることもできます。まあ曲を直ぐに覚えてしまうことができればそんなことは必要ないのですが...

記憶力が落ちている私はIpad MiniにTunebookというソフトを入れて持ち歩いています。The SessionなどWebから簡単にTuneをインポートして自分だけのTunebookを作ることができ、簡単に修正も可能。様々な楽器を選んでの再生、スローダウン、転調などができます。
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CDを探す

昔はアイリッシュの伝統音楽のコアなCDや中古CDを置いているCDショップがありましたが、最近は余り見かけなくなり、CDはもっぱらネットで買うようになってしまいました。今や既にCDの購入ではなくダウンロードやサブスクが主流となっているかなとも思いますが、詳細なブックレットのついたCDもいいものです。アイリッシュの伝統音楽を多くストックしているネットショップとしては以下のものがあります。自分が購入したことがあるところだけなので片寄りがあるかもしれませんが,ご参考までに...

Custys Traditional Music shop : CDと一緒にいつもお店のJohnさんから大変個性的な文字で書かれたポストカードが届きます。宛名の住所も同じく個性的な文字で書かれているのにいつも無事届くのが不思議です。ウエッブサイトのビデオクリップが最高!
Compass Records : 毎年セントパトリックディの頃にセールをするので、その時が狙い目。
タムボリン : カタログを読むだけで楽しい日本の通販サイト。
番外編:もはや廃盤になってなかなか入手できない貴重な音源についてはこちらに紹介があります。 YoutubeClareFM, Comhaltas Archives等多様な音源リソースへのリンクもあり。古いSPレコード盤のアイリッシュダンス音楽の音源ならこちら

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セッションを探す

東京近郊で開催されているアイリッシュ音楽のセッション情報を探すのならこちら。
東京近郊アイリッシュライブ情報ボード : 管理人のO田さんがロンドンに赴任している間も情報更新は続いています。(O田さんはもう帰国されました)
全国のセッション情報を探すならフィドラーのふくいさんが作成したこちらのサイトがおすすめですSessionGo

東京近郊で開催されているセッションとしては以下の様なものがあります(順不同)。まだ他にもあるかと思いますが、とりあえず。

CCE Japan音楽練習会+セッション
毎月第1日曜日 国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟 13:00〜15:00 音楽練習会 又はセッション
参加費:500円 (セッションの場合)
音楽練習会/セッションの開催日時はこちらに掲載されますが、
最近は不定期なので、継続して参加されるようならメーリングリストに参加するのをおすすめします。
*音楽練習会/セッションの内容の詳細についてはCCEのホームページをご確認ください。

Warrior Celt(上野)Celtic Session 毎月3日曜日 17:30〜20:00
Mikeさん、やすこさん、Yutaさん、Y田さんが主催するフレンドリーかつ歴史の長いセッションです。

Irish Pub An SOLAS(アンソラス) (代々木)Celtic Session 毎月第2・第4火曜日 17:00〜22:00
Banjoの長谷川さんが主催するフレンドリーなセッション。開催情報は東京近郊アイリッシュライブ情報ボードSessionGoでご確認ください。

またAn SOLASではフィドル、バンジョー、ホイッスル奏者のTakaさんが主催するオープンセッションも毎月開催されています。開催情報は東京近郊アイリッシュライブ情報ボードでご確認ください。

さらに以前四谷モリガンズでセッションをしていた深江さんと大渕さんが実に8年ぶりにアンソラスでセッションを再開(4月8日)するとのことです。うまくいきそうなら定期セッションにしていきたいとのこと。続報が楽しみです。

MORRIS LAMB CHOP(新宿) 毎週金曜日 20:00〜22:30 
Fiddlerの稲葉さんが情熱を傾けて毎週金曜日に開催するセッション。※伴奏楽器での参加はお控え下さいとのことです。また毎週水曜日にはクローズセッションが開催されています。

Irish Pub The Shannon's(大崎) Irish Music Sessions 毎月第2土曜日 17:00〜19:00
山内夫妻が主催するとてもフレンドリーなセッション。開催情報は東京近郊アイリッシュライブ情報ボードでご確認ください。

Yossy' Fish & Chips毎月第3木曜日 19:00〜22:00
山内夫妻が主催するとてもフレンドリーなセッション。開催情報は東京近郊アイリッシュライブ情報ボードでご確認ください。
その他アレックス氏なども不定期ですが、セッションをおこなっています。

ヤナカフェ(西武柳沢)毎月第3土曜日(通称土曜日版)15:00 〜18:00
山内夫妻が主催する地域に根差したとても心地良いセッション。開催情報は東京近郊アイリッシュライブ情報ボードでご確認ください。

またヤナカフェでは毎月1回日曜日の15:00〜18:00にフルート・コンサーティーナの伊藤さん、フィドル・コンサーティーナの吉田さんによるセッションも開催されています(通称日曜日版)。セッション開催日時等詳細は主催者のFBまたはお店のFBでご確認ください。

IRISH BAR McCANN'S(武蔵小杉) 毎月末頃の土曜日 19;00頃〜
  アイリッシュフィドル弾き大渕さんと笛吹きののすけさんが交代で主催するセッション。セッション開催日時等詳細は主催者のFBまたはお店のFBでご確認ください。

自由が丘クラン 毎週日曜日 17:00〜
  フィドル奏者の曽武川のえるさんが主催するセッションです。セッション開催日時等詳細は主催者のFBでご確認ください。

Shisui Deux(大塚) 毎月第3木曜日 20:00〜22:30
ピアノアコーディオン奏者Ryza さんとYuさんが主催するセッション。開催日時等詳細はSessioGOでご確認ください。

The Cluracan(高円寺) 笛、アコーディオン、バンジョー奏者の戸田さんが主催するセッション。開催日時はお店のfacebookまたは東京近郊アイリッシュライブ情報ボードでご確認ください。

The Old Arrow(西荻窪) 笛、アコーディオン、バンジョー奏者の戸田さんが主催するセッション。開催日時はお店のfacebookまたは東京近郊アイリッシュライブ情報ボードでご確認ください。

diglight(高田馬場)毎月第4木曜日 20:00 〜
南浦和ケーリーバンドの主催するCeili+ セッション。 セッション参加の可否は主催者にご確認ください。
またdiglightでは曜日は決まっていませんが毎月月末頃にAlex Natz Hakama3氏によるセッションが開催されています。
開催情報は東京近郊アイリッシュライブ情報ボードでご確認ください。

Pub Publion(下北沢)不定期ですが、斎藤翔太 (Banjo, flute, whistle)さん、権藤英美里 (Fiddle)さん、石崎元弥 (Bodhran)主催のセッションが開催されています。開催情報はお店のFB,主催者のFBなどでご確認ください。

Irish Trad Session @British Pub 2ND HALF(高田馬場)
 毎月第2月曜日 19:00〜22:00 フルート奏者のかまわぬさんコンサーティナ奏者の Momoさんが主催するセッション。
奏者席は限られているため参加希望の方は、以下のページを確認の上、お早めにお申し込みくださいとのことです。

BEER OTAKU SPICE(秋葉原)
フルート、ホイッスル奏者の和泉さん、フィドラーの福井さんが主催するセッション。席に限りがある為、参加する際には主催者にご連絡ください。
開催情報は福井さん作成のSessionGoでご確認ください。

Almanac House(市川) アイリッシュ・ミュージックセッション 毎月第3火曜日 20:00-23:00
アイリッシュフルート奏者豊田さんとブズーキ奏者武田さんの主催するオープンセッション
 開催日時等詳細は主催者の豊田さんのWEB SITEのLive Scheduleでご確認ください。

Irish Pub Craic(赤坂) アイリッシュ・ミュージックセッション 毎月第3日曜日 18:00-21:00
アイリッシュフルート奏者豊田さんが月替わりのホストを招いて開催するオープンセッション。
開催日時等詳細は主催者の豊田さんのWEB SITEのLive Scheduleでご確認ください。

Session Labo@ゆずカフェ(船橋)毎月第2土曜日 17:00
アイリッシュフルート奏者豊田さんが主催するグループレッスンのような形をとったセッション練習会
開催日時等詳細は豊田さんの主催するFBのSession Laboのグループページでご確認ください。

rish Music Session @オードインク(人形町)不定期
フィドラーの小松大さんが主催するセッション。開催日時等詳細はSessioGOでご確認ください。

なお2024年4月からは豊田さんが”週1回レッスン動画シリーズの曲限定のゆっくりテンポのセッションワークショップをオードインクで始めるそうです。詳しくはこちらをご覧ください。

多摩アイルランド伝統音楽練習会@パルテノン多摩毎月第4土曜日 13:30〜16:30
フィドル、アコーディオン奏者の大橋とフルート、アコーディオン奏者の袴谷氏が主催するオープンセッション。詳しくはこちらをご覧ください。

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楽器を探す

アイリッシュ伝統音楽で使われる楽器は、フィドルやギターの様に比較的入手しやすいものもありますが、ボタンアコーディオンとかコンサーティーナ、イーリアンパイプスの様に、やってみたくても、お店で実際に目にすることが少なく、どういうタイプのものをどうやって入手したらいいのか途方に暮れてしまうことの方が多いです。楽器選びや楽器購入に役立ちそうなリンクを集めてみました。

【ホイッスル/アイリッシュフルート】
笛系の楽器は門外漢なので良くわかりませんが、初心者の方なら実際にホイッスルやフルートを演奏したり、教えたりしている人から話を良く聞いてから購入するのが良いと思います。私は豊田さんにお世話になりました。通信販売では、実際に購入したことはないのですが、hataoさんのケルトの笛屋さんに初心者にも解りやすい説明があるので選び易いのではないかと思います
参考リンク ケルトの笛屋さんから「笛の選び方」

【フィドル】
アイリッシュ音楽でフィドルと呼ばれている楽器はクラッシック音楽で使われているバイオリンと同じものなので(セッションでチューニングが素早くできるように2-4弦にもファインチューナーがついているのが違うだけ)、これまで長年クラシック音楽をやられていた方は多分良い楽器をお持ちでしょうから、楽器を新たに買い直す必要はありません。これから初めてフィドルを買うという人はアイリッシュフィドルが上手に弾ける人と一緒に楽器屋さんに行って予算内の楽器を片っ端から弾いてもらって、自分の気に入った音色のフィドルを手に入れましょう。誰が作ったかとか制作年はいつかとかは気にせず、好きな音色のフィドルで練習するのが上達の早道です。
参考リンク
フィドル(ヴァイオリン)奏者『Taka』さんのホームページから

【バンジョー】
アイリッシュ音楽で一般的に使われるバンジョーはブルーグラスやオールドタイムで使われる5絃バンジョーではなく4弦のテナーバンジョーです。デキシーランドジャズなどで使われるテナーバンジョーは低い弦からCGDAと調弦されますが、アイリッシュのテナーバンジョーはフィドルやマンドリンより1オクターブ低いGDAEと調弦されます。プロの演奏家は音色を重視して19フレットでリゾネータ―のついたものを使う人が多いですが、指を相当ストレッチしないといけないのと重量が重くなるので、17フレットでリゾネータ―のついていないオープンバックのものを使う人もいます。こちらは運指が楽で軽くて持ち運びに便利ですが、絃を良く選ばないと低音が出ないとか、音が前に出ないというデメリットもあるので、どちらにするかは人それぞれの好みや何を重視するかによります。 参考リンク
バンジョー奏者でもある Takaさんのホームページから

[ボタン・アコーディオン]
1. 故吉田 文夫さんによるアコーディオンのお話(ケルトの笛やさんのホームページから)
    アコーディオン、コンサーティーナ奏者の吉田 文夫さんは日本のB/Cアコーディオン奏者の草分けで80年代にシ・フォ−ク (Si-Folk)というバンドを結成し、CDもリリースされていました。アイリッシュの伝統音楽で使用される楽器やCDの通信販売もやられていて、私の最初のアコーディオン(saltarelleのB/C)は色々相談させていただきながら吉田さんから購入しました。ネットラジオ「CELTRIP RADIO」のナビゲーターも務められていて、今でもその興味深いお話をネットで聴くことができます。

2.Keyについて
 アイリッシュをやる場合にはKeyをB/CにするのかC#/Dにするのかが悩みどころです。教則本やDVDは圧倒的にB/Cが多いです。というかC#/Dのものはほとんどありません。アイルランドに行っても一般の普通の人は大抵B/Cです。ただ将来ダンスの伴奏で1列のメロディオンもやりたいと思っているのならC#/Dは上の段の配列がDのメロディオンと同じなので有利です。また有名なプロの人にC#/Dを使っている人が多いです(例えば、Jackie Daly, Mairtin O’Connor、Sharon Shannon、Conor Keane等)。B/Cで有名なのはPaddy O’Brien, Joe Burke, John Williams, Josephine Marsh,Damien Mulane等かな。 下記のサイトで自分の好きなプレイヤーがどちらのキーのアコを弾いているのか調べて、自分の好きなプレイヤーと同じにするというのも良いかもしれません。 Will Zarwell's Irish Accordion Discography

3.どのメーカーのどのモデルにするか
どのメーカーのどのモデルにするかは楽しい悩みどころですね。 代表的なアコメーカーとしては、Hohner、Saltarelle、Castagnari, Paolo Soprani等があります。私が弾いたたことのある代表的なアイリシュで良く使われるモデルについて簡単に感想を述べます。

(1)Hohner/Double Ray Black Dot
 初心者用モデルで、価格と性能のバランスが極めて良いですが、新品は中国製でキーボードがプラスチック製になっており、ボタンが奥に入り込んで出てこなくなったり、といったやや粗雑な作りになっています。買うならばドイツで作られた中古品を信頼のあるリペアラーが直したものを買った方が良いです。プロ奏者ではJosephine Marsh、Martin Quinn等が使用しています。Martin Quinnさんは楽器の修理・販売もやっていて、注文すれば、彼が使用しているのと同じ改良したHohnerのDouble Ray Black Dotを比較的安い値段で作ってくれます(注:ホームページによると2025年までは新たな修理はやることはできないそうです)。

(2)Saltarelle Irish Bouebe
  飾り気のないシンプルなモデルですが、アイリッシュプレイヤーに人気のあるモデルです。Castagnari に比べると作りはやや雑ですが、気になるほどではありません。John Williamsが教則DVDで弾いているモデルです。Pat O’Connorと一緒に来日したEoghan O’Sullivan はこれのC#/Dを使っていました。 Hohner のDouble Ray Black Dotより若干重量は重くなりますが、箱が大きい分とても良い音がします。

(3)Castagnari /Tomy/Din II
  TomyはSharon Shannonが使っているということで有名なったモデルです。とても小さくて軽いのですがリードが3枚(MML)入っていて低音のリードを加えるか否かによって音色を変化させることができます。キーボードのメカニズムが木でできていて上の列と下の列に段差のあるステップキーボードになっています。アイリッシュのプレイヤーに指のスライドがやりにくいとこれを嫌う人がいますが、慣れれば大丈夫だと思います。Din IIはフラットキーボードでアイリッシュ用に作られたものですがキーボードのメカニズムが金属性になっていますのでリードが2枚にも関わらずTomy より大きく重くなっています。 Din IIIという3枚リードのモデルもありますが、それはもっと大きく重くなります。

(4)Paolo Soprani
  Irelandに行くと一番多く見かけるのがPaolo Sopraniです。昔から家にあるのでそれを使っているということなのでしょうが、音色はいかにもアイリッシュという感じです。4枚リード(MMML)または3枚リード(MML)で音が切り替えられるもの、3枚リード(MMM)で音が切り替えられないものなど、色んなタイプのものが出回っています。中でも50年代から60年代にかけて作られたグレイ色をしたPaolo Sopraniが根強い人気があり、プロ奏者ではJoe Cooley, Seamus Begley, Tony MacMahon, Danny O’Mahony, Colm Gannon, Johnny MaCathy, Kevin Keegan, Andrew MacNamara, Christy MacNamara, Billy McComiskey, Martin Mullhaire等が使っています。昔のプレイヤーは相当ウエットにチューニングしていましたが、最近のプレイヤーはややドライにチューニングすることが多いようです。非常に良い音がしますが、重量が5Kg近くあり、運搬には苦労します。 グレイパウロを入手するのは困難ですが、レプリカがJubillieモデルとしてPaolo Soprani 社から再発され人気になっています。またデザインや音色は違いますがManfrini社からもグレイパウロの音を再現したManfrini Bosca Ceoilというモデルが販売されています

(5)Bertrand Gaillard
きれいな音色のアコーディオンで、Damian MulaneやConor Keane、この間ソーラスのメンバーとして来日したJohnny B.Conolly等が使っています。フランス製だけあってミュゼットぽいワルツなんかを弾かれるとゾクゾクする音色です。値段は他のアコーディオンとそう違わないのですが、納期は3年待ちだそうです。

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先生を探す

練習会では曲を覚えることはできても、楽器のきれいな音の出し方とか、正しい姿勢や息の使い方とか、アイリッシュの伝統音楽らしい装飾のつけ方とか、リズムの取り方等は長い時間をかけて自分で試行錯誤しながら身に着けていくしかありません。これを独学で学ぶのに費やした時間は決して無駄にはならないと思いますが、良い先生から習えば、回り道を避けたり学習曲線上の停滞時期を効率よく乗り越えることができます。アイルランドに行って先生につくことができればそれに越したことはありませんが、日本でも教えてくれる演奏家はいますので、門をたたいてみてはいかがでしょうか。東京近郊で教えている方のWeb Pageを紹介します。他にもまだいらっしゃると思いますが、とりあえず知っている方のみ。

【ホイッスル/アイリッシュフルート】
豊田さん
町田「万象房」ティンホイッスル・ワークショップ
 (講師からの一方的なレッスンを受講するような「音楽教室」ではありません。演奏キャリアの長い経験者(先達役)とともに演奏することで皆さんで演奏力を身につけようという練習会とのことです。)

【フィドル】
小松大さん(Ode.inc)
 Takaさん(バンジョー、笛も可)

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On line lessonを探す

忙しいのでなかなか定期的に先生のところに通ってレッスンを受けられないってこともありますよね。コロナの蔓延で演奏活動の場を失った多くの本場のミュージシャンがオンラインレッスンを始め、今も続けているので、これを活用しない手はありません。目についたものだけですが、ピックアップしておきます。

【アイルランド伝統楽器総合】
Online Academy Of Irish Music
アイルランドの伝統音楽で用いられるほとんど全ての楽器についてアイルランドの一流講師による習熟度に合わせたレッスンのコースが用意されています。サブスク制ですが月額16ユーロから始められ、14日間のFree Trialもあるので、ちょっと長めの休暇が取れた時などに試してみてはどうでしょうか。全てのコースを受講可能なので複数の楽器を習ってみたい人やどの楽器を習うか迷っている人には大変お得です。

Trad On
英語はちょっと苦手という方にはこちらがおすすめです。hataoさん、小松大さん、須貝知世さん、高橋創さん、村上淳志といった日本人講師が動画で丁寧にアイルランド音楽の演奏法を教えてくれます。対象楽器はホイッスル、フィドル、フルート、ギター、ハープなど。

【フィドル】
Play Along Videos
Martin Hayes氏がフレーズバイフレーズで曲を教えてくれる貴重な動画シリーズ

FIDDLEVIDEO
Kevin Burkeによる無料レッスン動画。再生すると途中で切れてしまいますが、サブスクリプション登録するとフルレッスン動画を見ることができます。

Fiddle Video Lesson By Mikie O' Shea
インターナショナルスクールの先生として来日して我々にポルカとスライドの楽しさを教えてくれたマイキー氏の無料レッスン動画。ホイスル版もあります。会員登録すると毎月ゲストミュージシャンを迎えてのオンラインワークショップに参加することもできます。

【バンジョー】 Enda Scahill 's Online Tenor Banjo & Mandolin Lesson
Enda Scahillによるアイリッシュテナーバンジョーとマンドリンのオンラインレッスン

【マンドリン】
Irish Mandolin Lessons
フランス在住のマンドリン奏者のIrish Mandolin Lesson動画。

【フルート】
Leaning Irish Flute-Tune of the Month with Shannon Heaton
Shannon heatonさんのフルートLesson動画

2022年アイリッシュ音楽一日一曲チャレンジ
豊田耕三さんによるフルートレッスン動画

【ボタンアコーディオン」
Irish Button Accordion Lessons B/C Accordion 奏者のDamien O'reilly氏によるOnline Lesson.
Online Academy Of Irish MusicでもDerek Hickey氏やDaire Mulhern氏のレッスンを受けられます。

【コンサーティーナ】 Learn the concertina online
Caitlin Nic GabhannさんのコンサーティーナLesson 動画
Online Academy Of Irish MusicでもEdel Fox氏やLiam O'Brien氏のレッスンを受けられます。

【ギター伴奏】
Frank Kilkelly's Irish Trad Guitar
アイリッシュ伝統音楽のギター伴奏方法について2冊の教則本を出版しているFrank Kilkelly氏の有料レッスン動画。 レッスン内容は教則本とほぼ同じですが、動画でみると何をやっているのかがよくわかります。Standard Tuning, Dropped D Tuning, Double Drop D Tuning, DADGAD Tuning全てについて解説されているので、いろいろ試してみたい人に向いています。

Jim Muray Music
泣く子も黙るJim Murayのギター伴奏レッスン動画です。Double Drop D Tuningを極めたい人におすすめ。

Backing Irish Music
Matt Heaton 氏のレギュラーチューニングでの無料ギター伴奏動画。Bouzoukiの伴奏動画も入ってます。

DADGAD Chords: Unlocking Your Guitar’s Full Potential
Socks in the Flying Panのギター奏者Aodan CoynによるDADGADチューニングのチュートリアル。
Youtubeにも伴奏動画のchannelがあります。

【ピアノ伴奏】
Irish Piano Tutorial
Blayne Chastain氏によるアイリッシュ伝統音楽のピアノ伴奏レッスン動画です。
Online Academy Of Irish MusicでもStephen Markham氏のオンラインレッスンを受けられます。

これ以外にも個人的にオンラインレッスンを受け付けているミュージシャンは多数いると思われますので、この人から習いたいという意中のミュージシャンがいたら、Facebookのメッセージなどを通じて直接交渉してみると意外と応じてくれるかもしれません。

【セッション】
セッションの動画を配信しているサイトも沢山あるので、これに合わせて練習することもできます。
Online Academy Of Irish MusicのVR Session
youTubeでも見れます
Tune Supply Virtual Session
Virtual Guided Session By Shannon & Matt Heaton


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Irelandへ行く

アイルランドの音楽を始めたからにはいつかは本場のアイルランドのセッションやサマースクールに参加してみたいですよね。でも初めての時には現地の事情がわからず不安なもの。旅行記やアイルランドで実際に生活されている方からのレポートなどを読んで事前に情報収集をしましょう。
参考リンク
アイルランド放浪の旅
アイルランド旅日記
アイルランド田舎生活

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